陽動振り飛車を選ぶまでの経緯
要点を書かずだらだら書いているので、読み飛ばして下さい。
そして今の陽動振り飛車になりました。
居飛車は苦手、穴熊が嫌いの2点で戦法を変えてるのがお分かりでしょうか…
穴熊に組ませてからの読みの正確さで勝とうとするも、多少の良さなんて居飛車側の無理攻めからの読み間違いによる疑問手・悪手で大逆転負けが当たり前、これが嫌で藤井システムに手をだします。
藤井システムを使っても、あれは1手1手に意味がある戦法なので、級位者に指しこなせるものではないので、当然形が悪く負ける、急戦で来られても負ける、特殊な手順から穴熊に組まれる、ということで角交換四間に手を出します。
最初のうちは逆棒銀なども決まって勝てるのですが、対策を知られると攻めづらいうえに角を手持ちにしたため、駒組みに神経を使い、上と同様、1手の悪さで局面がいっきに悪くなり負ける、ということで四間飛車穴熊に手を出します。
この戦法自体に悪さは無いものの、結局穴熊に組むと相穴熊になってしまい。
低級の私はソフトだよりの勉強のため、居飛車感覚の現代の将棋ソフトでは、振り飛車側が良くならないので難解。
相振りになった時に穴熊にするわけにはいかないので、この点でも感覚の違いがあって指しこなせそうもなかった。
ここで将棋が嫌になり、辞めようかと思い始める。
戦法を変える間にも棋力は微々たるものだが上がってはいるし、ネットで調べては
「藤井システム破り」だの「角交換四間飛車はこう駒組みしたときに角をここに打てば～」など、マイナスなことばかり、ソフトも振ればマイナス、四間飛車を生かして何かできないかと考え4八飛戦法と藤井システムを意識した駒組みをして、上手くいかないかと独自の戦法を考える、それが雁木もどき。
穴熊に組むなら藤井システムを意識した攻めで戦える、ということで相手は急戦調で攻めてくる、そうなると中盤はいいのだが、雁木と同じように下段がスカスカなので飛車を撃ち込まれたらダメ。
苦手な三間飛車と中飛車の攻めを封じれたのはでかいが、独自の戦法ゆえに、お決まりの手を指してOKな時とダメなときがあり、長く振り飛車を指してた私としては、指したい手がさせないのは嫌、ということでやめてしまう。
それから4か月、たまに指すも勝っても疲れるだけ、負けてため息の日々で中毒のような感じで指していました。
それでつい最近、藤井プロや折田プロのこともあって、居飛車で本当に最後！と思いつつ、ぴよ将棋で指し、「これはいけるのでは？」なんていう望みを持って指すもウォーズで負ける（再度、居飛車の戦法の選択肢の多さに絶望）
そしてここからが理由、角交換されて面倒だから角道を閉じる。
そのうえで居飛車で攻めればと▲2六歩と指す。
「定跡ピヨ」・・・・・・・・定跡？と思いつつ原始棒銀の形に組む。
するとたいていの場合△3三銀と指してきた。
ここで浮かんだことがある。
・穴熊を回避できる
・角交換もされない
・銀の位置も銀冠の位置で特別変な手ではない
そしてさらにこの時期に折田プロがアユムさんが使うアユムスペシャルを採用。
・ここでアユムスペシャルに組めば攻めの主導権も握れるのでは？
ということで▲7八金型の四間飛車になる。
実際はアユムスペシャルにはならないものの、それなりに指せることがわかった。
相振り時に金無双にある▲２七銀型はやみくもに組むと危険ではあるものの、咎めるためには手数が掛かるためそれなりに指せるような気がする。
定跡から外れるため、急戦の右銀棒銀、４五歩早仕掛け、斜め棒銀、右四間飛車からの攻めが相手の棋力に左右される。
相振りも銀冠の形なので、美濃崩し、矢倉崩し、金無双崩し、穴熊崩しを知っていても新たに銀冠崩しの手を考える必要がある。
この戦法を使ってる方がすでにいると思われますが、独自に考えてたどり着いたというので愛着があります。
この戦法を選んだメリットとして
・駒組みに私自身の理由がつけられている。
・穴熊を回避できる
・角交換もない
・変な手を指すなら居飛車のまま（持久戦調なので玉が左に行くのも不自然ではないし▲７八金型も自然な手）※陽動振り飛車でありながら振らない選択肢もある
・すべての対局が研究対象（勉強用の資料になる）
デメリットは
・すべてが未知のため棋力による勝ち負けがはっきりする。
・終盤に疲れて詰み筋逃しをする可能性
・最悪この戦法もダメ
今のところ、先手番のみの評価ですが、対抗形・相振りでも評価値は-100程度、とある将棋YTが「振り飛車のマイナス300点ぐらいは想定内、それをひっくり返すために研究している」的なことを仰っていたので、後手番でデメリット３番にならない限り頑張ってみようかなと思います。（理想）
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